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中トジ印刷と造本設計

本の中ではもっともポピュラーなタイプで、
よく目にする多種多様の印刷物の一つです。
簡易的な仕様で、少ないページもので使われる
ケースが一般的なものです

表紙と本文とをいっしょに丁合いして、
二つ折りになった背の部分を、
表紙の側から真ん中の見開きページにかけて、
針金で綴じる製本。
週刊誌やパンフレットなどに多い仕様になります。

最低8ページ(表紙が4ページと本文4ページ)が
あれば加工は可能です。
またページの数については4の倍数にならないと
できないのも特徴です。

機械の特徴としては中トジの専用機械が、
他の無線製本機械に比べて安く、
本を作る上で材料が針金だけなので、
製造コストが低く抑えられます。
本の構造が簡単であるため、製造日数が
短い時間で仕上げられます。

また本の背中やのどの部分が開きやすいので、
見開きなど2ページにかかるような場合は
レイアウトしやすい。

しかしながら本の厚さが高い場合やページ数の
多いものは向かない傾向にあります。
本の開閉度が高いので、断裁や折の精度が
厚くなれば落ちてきます。
特に本の外側と内側では紙の厚さによりデザイン位置が
ずれてしまうので注意が必要になります。

また紙の厚さに比例して針金側が膨らむので、
本の背部分が厚くなり、小口側が薄くなり、
複数の本を重ねる事ができない(崩れてしまう)ようになります。

中トジ印刷の場合、ページが多い場合は
用紙を薄めものを選定して、
デザインはずれてもわからないような
工夫が必要となります。

本を作成する前にする事として、
仕上がりページの順番を確認しなければなりません。

その作業として折丁というのを作成します。
折丁とは製本設計をする上で、
本する為に確認するページ立てするものです。
ページ番号(ノンブル)などを紙に記入して
ページ順になるように折り畳んだもの。

製本方法の種類に関わらず、基本となるものです。
本の中身を構成する単位としては、
主に4ページ、8ページ、16ページなど4の倍数で
構成されています。

印刷完了後、製本工程となりますが、
その際にページ順にならぶようにしなければいけませんので、
事前に折丁を作成して、事故を未然に防ぎます。
その折丁を基に、版設計を行いますが、
ページを配置することを「面付け」といいます。
最近では自動によるデジタル化が進み、
ソフトを使って面付けすることが当たり前に
なっています。

また本にするために複数ページを一枚のシートに
面付けを行いますが、
製本時にはシートを四つ折りや八つ折りに
折りたたんでいきます。

折る順番も決まっており、折のページ数、
右綴じか左綴じか、天袋か地袋かで、
面付けの仕方は変わってきます。

一般的には「回し折り」「時計折り」といわれており、
すべての折丁を規則的に折りこんでいかないと、
ページ順になりません。

中トジや無線トジを行う場合、8ページで
折りこんだ折丁を並べていきますが
中トジの場合は表紙を外側に中にして、
本文を内側に重ねていきます。

無線トジの場合は8ページをした折丁を
並べて重ねていきます。
最終的な製本方法によって折丁の重ね方も
変わってくるわけです。

本によっては4の倍数とならないものがありますが、
その場合は折丁と折丁の間に
ペラなどを挟み込んで調整します。
中トジの場合は挟むことができないため、
ページの差し込みが不可となります。
その場合には無線トジのような製本になります。

最終的に仕上がった折丁にページ番号を振っていき、
本のページ立てを確認します。

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