折込広告、ポスティング広告の活用法
2016年7月4日
●広告の多様化
広告と一口にいっても
「テレビCM」「ラジオCM」「新聞、雑誌広告」
「インターネット広告」等、
選択肢がたくさんあります。
その中から紙媒体の広告、特に新聞折込広告や
ポスティング広告の活用方法について考えていきたいと思います。
●新聞折込広告で効果を上げるには
・新聞折込広告とは
みなさんもご存知の通り新聞と一緒に折り込まれる広告です。
地域や日程を指定して新聞と一緒に配達してもらいます。
・新聞折込広告の特徴
折込広告の特徴といえば地域を絞っての配布が可能で、
予算に合わせた配布部数の設定が出来ます。
そのため、他の広告と比べ低予算で宣伝できます。
新聞購買していない家庭には届きませんが、
折込の際にその地域に新聞購買者が何世帯いるかの確認が可能です。
新聞折込広告はポスティング広告やインターネット広告に
比べ信頼性が高い広告となります。
※実際に新聞販売店による広告基準の禁止事項に
触れていないかのチェックがあります。
また、特売セール等のイベント当日や前日に一気に
配布できるので効果が高いといわれています。
・新聞折込のターゲット層
新聞購買者の減少、若年層の新聞離れがとりあげられています。
ではどのような人が新聞購買者なのかを考えてみると
「高齢者層」「ファミリー層」
が多いのではないかと考えられます。
・折込広告を使用している業種
実際に折込広告にはどのようなものが多いでしょうか。
「スーパー・ドラッグストア等の日用品販売店チラシ」
「家電販売店チラシ」
「ピザ・寿司・そば等の配達出前メニュー」
「旅行会社のツアー案内」
「不動産チラシ」
「自動車販売店チラシ」
「パチンコ店新台入れ替えチラシ」
このような広告は新聞折込に定期的に入っている印象です。
ターゲット層は高齢者層やファミリー層に向けたものと捉えられます。
新聞購買者は購買していない家庭にくらべ所得が高いという
情報もあるので、ツアー旅行案内や不動産チラシも効果が
期待できます。
実際にはわかりませんが、継続的に折込広告を行っているところは
ある程度効果が出ていると考えられます。
また、継続的に広告を続けることで効果がより上がるともいわれています。
●ポスティング広告で効果を上げるには
・ポスティング広告の特徴
内容の面では新聞広告より自由度が高く、
サンプルやおまけを付けることも可能です。
新聞広告と同じで地域を絞っての配布が可能で、
新聞をとっていない人にも配布できます。
信頼性の面では新聞広告より低く、迷惑だと感じる人もいます。
費用はポスティング業者を使用した場合は
新聞折込よりコストがかかります。
大部数のポスティングの場合一斉配布が難しく、
新聞折込と比較し時間がかかります。
・ポスティング広告のターゲット層
ポスティング広告の場合、意図したターゲットへの配布が可能です。
特定地域の場合、新聞折込の場合は新聞購買者のみへの配布となりますが、
ポスティングはほぼ全家庭に配布できます。
また国政調査による人口分布等を活用することにより女性の多い地域、
子供の多い地域等、目的のターゲット層が多く住んでいる地域の選定をし
ピンポイントで配布することも可能です。
・ポスティング方法
ポスティング業者に依頼する方法が一番手間がかかりませんが、
コストがかかるのと確実に配布されているかの
確認がとれないという面があります。
自社社員でポスティングを行うことにより、
知らなかった地域情報を得られることもありますので、
毎回行うのは無理でも何回かに1回小部数でも自分でポスティングを
行うことで販促のヒントを得られる可能性があります。
・ルールを守る
ポスティング禁止の集合住宅や、クレームのあった先にポスティングを
してしまうと逆効果となります。
配布禁止先は社内で情報共有し、くりかえし配布しないよう注意が必要です。
広告の内容について
広告内容については業種、地域によって適した内容が違ってきます。
地元有名店、同業種などの広告を参考にし、
良いと思ったものを真似てみるのが一番の近道ではないでしょうか。
最近は盗作などの問題がとりあげられたりしますが、
大手メーカーの人気商品等は他メーカーから次々と
類似商品が発売されます。
広告や販促物でも効果の出ている（出ていそうな）ものを研究し、
自社オリジナルにすることで反応率がアップする可能性があります。
また新聞折込、ポスティング共にクーポン券や割引券を入れることにより
反応率のアップが見込めます。
ですがコストがかかることですので、
クーポン券有りと無しの場合で
どれくらい反応率の違いがあるかを調査し、
費用対効果を分析することが必要です。
※新聞折込の場合、クーボン券や割引券付き広告の禁止事項が
地域によって違いますので折込センターへの確認が必要です。）
最後に
新聞広告やポスティング広告は地元の住人を
ターゲットとした広告としてまだまだ有効な手段といえます。
現在チラシや広告で効果が出ていないという方は、
その広告が自分の意図したターゲット層に届いているか
確認してみてはいかがでしょうか？
