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紙うちわについて

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型抜き加工ってなに?その2

抜き加工では用紙を様々な形に抜くだけではなく、
スジ入れ、ミシン目、切込み、穴あけ等を
同時に行うことができます。

もちろんこれらの加工が一度にできるように
木型へ刃の作りこみが必要となります。

紙うちわの穴なしタイプの指で押し抜くミシン目部分も、
丸いうちわの刃型の中にミシン目の型が、
一緒に作り込まれた木型を作り、
一度であの状態に仕上がるようになっています。

ポケット付フォルダなどでは背になる部分への
スジ入れやポケット部分に付いている名刺を
差し込む部分の切込みも木型に作り込んで
抜き加工の際に同時に一度で行ってしまいます。

抜き型にプラスアルファーが付くわけですから
若干ではありますが型代は高くなってしまいますが、
一度に加工出来ますのでご希望の場合は型を作る際にお伝え願います。

この抜き加工、機械で抜いてしまえば終わりではなく
使わない余計な部分の紙を手でむしり取る
「ムシリ」という作業が必要となります。

これも思っている以上に大変な作業で
前にもご説明いたしました断ち伸ばし部分を含む
抜き型の外側にあたる余計な部分や
「紙うちわ」をお使いの際に親指を差し込む穴
これも手でむしり取っていかなければならないのです。

ここでもちょっとしたプロの技が必要となってくるんですね

話は変わりますが
型抜き加工の総称で使われることが多い
「トムソン加工」という言い方がありますが、
これなぜこのように言われるようになったかご存知ですか?

古くから型抜きはトムソン社の型抜き機を使って
加工されていたそうで
ここから型抜き加工を総称で「トムソン加工」
と言われるようになったんだそうです。

同じく抜き加工の通称で使われることが多い
「ビク抜き」という言い方もありますが、
こちらもなぜこのように言われるようになったか?
といいますと同じように使用する機械が
ドイツのシュナイダー社製のビクトリアという
活版印刷機を改良して作られた型抜き機を
使って抜いていたことから「ビク抜き」
とよばれるようになったんだそうです。

型抜き加工の事を総称で、
「トムソン加工」というのに対して、
手で1枚、1枚差し込むようにして型抜きする方法で
厚みのない紙や小さい仕上がりサイズのものなど
自動化された機械にかけて抜くことができない場合に
使われる型抜き方法を通称「ビク抜き」と言うようになっています。

木型も一種の刃物ですので、使えば切れ味が悪くなってきます
ある程度使うと木型を作り直さなければならなくなりますし
管理の仕方をしっかりとしていれば問題はありませんが
あまりにも使われる頻度が少ない場合も注意が必要となります

木型を使って抜くだけが「型抜き」でないこと
お解かりいただけましたでしょうか?

 


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