印刷の表面加工について
2015年12月17日
ニス加工やＰＰ加工のような表面加工は主に
高級感を出したい場合や、
強度を上げたり色落ちを防ぐために必要となります。
例えば、お店で買い物をしたときにもらう紙袋。
真っ黒な紙袋や真っ赤な紙袋など様々ですが、
全面に色の入った紙袋に表面加工しないとどうなるか。
お客様が紙袋を持ち歩いている時に紙袋と服がこすれて
服に紙袋の色がついてしまうことがあるかもしれません。
そういった理由から色のついた紙袋は表面加工をしてあるものが
大半となっています。
ニス加工とはどんなものか？
ニス加工は印刷上でかけるものとなります。
通常の印刷をかけた後に、透明のインクをのせることにより、
表面を保護するようなイメージとなります。
ＰＰ加工と比べてのメリットとしては安価で表面加工が出来ることとなります。
デメリットとしては、ＰＰ加工に比べて強度が弱いこと、
色落ちを完全に防げないということがあります。
糊を使用して箱形に組み立てるような場合は
ニス加工をしていると糊がはがれやすくなるので、
のりしろの部分だけニス加工をしないニス抜きをする必要があります。
両面テープで手貼りする場合はニス加工されていてもほぼ問題ありません。
ＰＰ加工とはどんなものか？
印刷物に対してビニールのような素材を貼り付ける加工です。
ニス加工に比べて強度も強く、色落ちの心配もほぼありません。
ですがニス加工に比べるとコストが高くなってしまいます。
補足ですが、ニス加工・ＰＰ加工共に光沢調かマット調を選べます。
光沢調は文字通り印刷物に光沢がますイメージとなり、
マット調は逆に光沢を押さえ、しっとりした仕上りイメージとなります。
