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刷り直し(印刷)

印刷おまかせ.comをご利用いただきまして有り難うございます。

前回は「刷り直し」と題して書いてみました。
今回は印刷の際に起こる刷り直しについて書いてみたいと思います。
印刷の際に起こる刷り直しと言ってもいろいろな事がありますので、ここでは主な事などを書いていきたいと思います。
まずは印刷について、印刷するところから簡単に説明します。
印刷機に印刷版、印刷用紙、インキをセットして準備します。(他にも細かいことはありますがここには書きません)
印刷を開始します。通常の4色フルカラーの場合には各版の絵柄が合うように調整して印刷します。
それと同時に、各色のインキの濃度を基準の範囲以内になるように調整していきます。また、湿し水も適度に保ちながら印刷します。
この調整している段階に印刷したものは、商品としては納められないヤレ紙となります。
全ての調整が整った後に印刷したものが商品として使えるものとなります。
しかし、全ての調整が整った後でも印刷時には最後まで注意しなければなりません。
それは、印刷していくことでインキの濃度と湿し水は変動していくため、時折インキ濃度の数値などを確認しながら印刷します。
また、ゴミや汚れには常に注意しながら印刷しなければなりません。
上記のことなどから刷り直しになる要因としては次のようなことがあります。
・印刷版にキズがありそのキズが印刷されていたり、絵柄の一部がキズによりインクが付かず抜けて印刷され、それに気が付かずに最後まで印刷した場合。
・各版の絵柄が合っていないまま最後まで印刷した場合。
・印刷濃度が基準の範囲以内にならずに印刷し、絵柄にも問題がある状態で最後まで印刷した場合。
・湿し水の量に問題があり絵柄にも斑などの影響が出ていて、それに気が付かずに最後まで印刷した場合。
・インキのカスなどが印刷版やブランケット(印刷版から絵柄となるインキを転写してそれを紙に転写するゴム質の物)についてゴミとなり、それに気が付かずに最後まで印刷した場合。
・インキ垂れや油汚れなどに気が付かずに最後まで印刷した場合。
・表面と裏面の位置が許容範囲以上にズレたまま、それに気が付かずに最後まで印刷した場合。
・表面と裏面を違うものと間違えて、それに気が付かずに最後まで印刷した場合。
・表面と裏面の方向を間違えて、それに気が付かずに最後まで印刷した場合。
この他、印刷前の用紙にキズや凹みが付いている場合にも、印刷した際に絵柄に影響して刷り直しとなる場合があります。
特に厚紙で絵柄に影響し易い感があります。
このことから印刷用紙の取扱いにも注意が必要です。
これらのことを全て注意して印刷し、商品として使えるものを納品数以上に確保して次の工程に渡します。

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