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ケレスの不思議

先日テレビで、準惑星ケレスの特集を見ました。
アメリカNASAの探査機ドーンが今年(2015年)1月に
ケレスに接近し、調査・撮影を開始し現在(2015年10月)も調査中。
その調査の中で不思議な現象が見つかり話題となっています。

ケレスは火星と木星の間にある小惑星帯にあります。
発見当時は太陽系で発見された八番目の惑星として
注目されたようですが、近くで同じような天体が
たくさん見つかり(小惑星帯の発見)
惑星としても小さいということで、小惑星に降格されました。
しかし小惑星帯の中では一番大きい天体ということで
準惑星に格上げされています。

小惑星帯は惑星がどのように出来るのかの
過程を調査するのに適していて
その中でも最大の大きさのケレスは
注目の調査対象となっているようです。

探査機ドーンが調査を開始して初めに注目されたのが
クレーターの中に、光る物体が確認されたことです。
発見された当初はいろいろ憶測がとびかったようですが、
太陽の当たらない裏側での観測で光が確認出来なかったことや
クレーターがどれも浅いことから
内部構造が氷や液体と推測されることから、
光は氷や塩などが太陽に反射していると考えられています。
現在、探査機ドーンはよりケレスに近づいての観測を
行う予定なので詳しい観測結果が近々でるかもしれません。

ケレスでもう一つ話題になっているのが、
星の平坦な部分に一つだけ高い山があることが確認されています。
クレーターの中に山が出来ることはよくあるらしいのですが、
平坦な部分に大きな山が一つだけあるというのがとても珍しいようです。
探査機ドーンの最接近での観測結果がたのしみです。

世の中には知らないことや解らないことがたくさんあります。
だからこそ面白いのかもしれません。

 

 

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