2010年4月 1日 15:59 

印刷の水(湿し水)

こんにちは、印刷担当鈴木です。

今日は、日常どのような事に注意して印刷をしているのかを簡単に。
オフセット印刷は水とインキの反発を利用した印刷方式なのですが、
この水、只者ではありません。

しつけ(仕込み)が必要、あと面倒を見る。(管理する)
印刷で使用する水は、絵柄が焼きつけられている版(アルミ版)の
保水性(濡れ度)や水の表面張力(水膜厚)、非画線部の保護をしています。

水道水にH液(添加剤/酸)とアルコールを混ぜ仕込むんですが、
がむしゃらにやっては印刷物に影響が出てたちまちトラブルの群発。
それだけシビアでやっかい物。 

一般的に水道水のPhは7%(中性)ぐらい、
H液は添加率で3%、Ph管理で5~6%(弱酸性)の狭い範囲、
インキも紙もデリケートなのでやさしく保つ。

アルコールを使用する場合は5%未満に、当社では微量2%添加。
(水の粘度と冷却効果で濡れ性を良くする働き)
酔いすぎは禁物で管理しかねます。

水、H液、アルコールが混ぜ合わさることで、印刷の湿し水と呼ばれる。
湿し水は、恒温装置で冷却され、10℃に水温調整され印刷機へと送り込まれます。

印刷適性を得る為の条件管理は、毎日チェックされ数値把握を行うことで
インキの状態、刷版線画保持、紙や印刷物の乾燥性へと結びついています。
「オフセット使いは水を制す」と言われたことがあります。
変動要因とのにらめっこは水使いへの宿命・奮闘!

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